プライバシーとの境目

お客様からニーズを引き出すためには、トーク中、どうやってもお客様自身の話になります。
現在のヘアスタイルや、理想のヘアスタイル、ファッションの雰囲気や好きなものなど、施術の内容に直接繋がるものから、雑談としてのトークまで、内容自体は多岐にわたるでしょう。
このトークをうまく運んでいけることが、美容師としてはとても重要な要素になるのですが、その一方で、根掘り葉掘り聞きすぎてしまうのも、場合によってはNGとなります。
どんなトークでも、お客様が「話したくないな」「気が進まないな」と思っているラインには、触れないようにすることが重要です。
話の流れでうっかり触れてしまった場合は、その境界を見定め、空気が悪くならないようにうまく転換していく能力も美容師には求められています。
お客様の気持ちを読んで行動することは、良い部分を聞きだすだけではなく、悪い部分を聞き出さないことも必要なのです。
特に注意しなくてはいけないのは、仕事のことや家族のことです。
お客様と盛り上がりやすいネタでもありますし、どんなお客様にもある話ではありますが、聞いてほしくないラインがある可能性も高い話題とも言えるのです。
トーク術では、宗教、政治、野球チームの話題も避けるのが無難とされているのも覚えておくと良いでしょう。